アーロンチェアのキャスターを交換するだけで別物に!純正・互換・静音の選び方と交換手順を解説

この記事は約10分で読めます。

アーロンチェアのキャスターの交換に挑戦してみようかと思っています。コツはありますか?

アーロンチェアのキャスターの交換は手軽にできますので、方法や手順を解説していきますね。

アーロンチェアは米国ハーマンミラーが1994年に発売して以来、世界中のオフィスや自宅で愛用されています。本体の耐久性は非常に高く、10年・20年と使い続けるユーザーも珍しくありません。しかしどれほど優れた椅子であっても、キャスター(キャスタータイヤ部分)は消耗品です。

長年使っているうちに「転がりが重くなってきた」「フローリングに細かい傷がつく」「コロコロと異音がする」という悩みを抱える方が増えています。

そこで注目されているのがキャスター交換です。交換自体は工具不要で数分あればできる作業にもかかわらず、椅子の使い心地が劇的に変わることから、チェアカスタムのなかでも特にコストパフォーマンスが高い手段として人気を集めています。

この記事を読むとわかること
  • アーロンチェアのキャスター交換について
  • 純正品・Amazon互換品・静音ウレタン品の3つの選択肢を比較
  • 交換手順
  • サイズ確認方法
  • 床の傷対策

アーロンチェアのキャスターサイズと規格の注意点

交換用キャスターを購入する前に、必ずサイズと差し込み軸(スリム)の規格を確認しましょう。間違ったサイズを買ってしまうと取り付けができません。

標準的なアーロンチェアのキャスター仕様

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アーロンチェアのほとんどのモデルには、以下の規格のキャスターが採用されています。

  • 軸(ステム)の直径:11mm
  • 軸の長さ:22mm(差し込み部)
  • ホイール直径:60mm(標準)または65mm
  • 双輪タイプ(左右2輪で1つのキャスターを構成)

現在のアーロンチェア(リマスタード含む)では、11mm径×22mm長のスリムステムがほぼ共通して使われています。一方、旧型の初代アーロンチェア(2015年以前のモデル)では軸径が異なる場合があるため、注意が必要です。

自分のキャスターサイズを確認する方法

ステップ1:キャスターを1本取り外す

椅子を横に倒し(または立てて傾かせ)、キャスターの付け根を手で掴みます。スリムステムタイプは引っ張るだけで抜けます。固い場合はキャスターの根元に当て布をしてから、マイナスドライバーを軽くあてがって取り外しましょう。

ステップ2:軸をノギスやメジャーで計測する

差し込み部分の直径と長さをミリ単位で測ります。手元にノギスがない場合は、100円ショップや文房具店で手に入るデジタルノギスでも十分に計測できます。

ステップ3:メーカーの型番を確認する(オプション)

アーロンチェア本体の背面下部や座面裏側に製品ラベルが貼られています。ここに記載されている製品番号をハーマンミラーの公式サイトで検索すると、純正パーツの型番を特定できます。型番が確認できれば、互換品を選ぶ際の判断基準にもなります。

アーロンチェアのキャスターの選び方

アーロンチェアのキャスターを選ぶ際に考えておきたい選択肢を3つご紹介します。

【選択肢①】アーロンチェア純正キャスター

純正品のメリット・デメリット

メリット

  • アーロンチェア専用設計のため、取り付け精度が完璧
  • ハーマンミラーの品質基準をクリアした耐久性
  • 保証対応時に純正部品を使用していることが証明できる

デメリット

  • 価格が高い(5個セットで1万円前後が相場)
  • 国内では入手経路が限られる
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純正キャスターの購入先

ハーマンミラーの純正キャスターは、以下のルートから購入できます。

ハーマンミラー正規販売店・公式オンラインショップ 国内の正規ディーラー(ハーマンミラーストア各店舗)や、ハーマンミラー公式ウェブサイトの「アクセサリー・パーツ」カテゴリーから注文できます。在庫がある場合はすぐに発送対応してもらえることが多いです。

ハーマンミラー認定リセラー・オフィス家具専門店 大手オフィス家具チェーンや、ハーマンミラー製品を取り扱うインテリアショップでも取り寄せ対応してくれる場合があります。問い合わせの際は「アーロンチェア(型番)のキャスター純正交換品」と明示すると、スムーズに手配してもらえます。

③ 海外通販(米国ハーマンミラー公式サイトなど) 送料や関税はかかりますが、米国本国では豊富なパーツラインナップが揃っています。並行輸入に慣れている方には選択肢のひとつです。

※並行輸入に関する注意点

【選択肢②】Amazon互換キャスター

互換品を選ぶ理由と注意点

純正品の価格が高いと感じる方や、とにかく手軽に交換したいという方に人気なのがAmazonで購入できる互換キャスターです。3,000〜5,000円程度で5個セットが手に入り、品質も年々向上しています。

ただし、互換品を選ぶ際はいくつかの点に注意が必要です。

  • 軸規格を必ず確認する:製品説明に「ハーマンミラー アーロンチェア対応」と明記されていても、稀に軸径が合わないケースがあります。購入前にレビューで同じチェアを使っているユーザーのコメントを確認しましょう。
  • ホイール素材を選ぶ:ハードフロア(フローリング)向けとカーペット向けでは素材が異なります。パッケージに「ハードフロア対応」または「フローリング対応」と記載されているか確認してください。
  • 耐荷重を確認する:体重が重い方や、椅子に荷物をかけることが多い方は、耐荷重150kg以上のモデルを選ぶと安心です。

おすすめの互換キャスターカテゴリー

Amazonで「アーロンチェア キャスター」で検索すると、国内外のメーカーから多くの製品がヒットします。選ぶ際のポイントを以下にまとめます。

評価が高い互換品の特徴

  • 評価件数が100件以上あり、平均評価が4.0以上
  • ホイール素材にTPU(熱可塑性ポリウレタン)やウレタンを使用
  • 軸径11mm×22mmであることが明記されている
  • 日本語のサポート窓口が用意されている

ゲーミングキャスター

近年、ゲーミングチェアの流行とともに注目されているのが、インラインスケートのホイールのようなデザインを持つ「ゲーミングキャスター」です。これらは多くがポリウレタン製で、アーロンチェアにも装着可能な互換品が数多く販売されています。

ゲーミングキャスターの最大の魅力は、圧倒的な滑らかさと静音性にあります。純正キャスターとは比較にならないほどスムーズにチェアが移動するため、少しの力で思い通りに動かすことができます。また、そのユニークなデザインは、アーロンチェアの足元をスタイリッシュに演出する効果もあります。

ただし、いくつかの注意点も存在します。まず、製品によっては純正キャスターよりも直径が大きいため、座面が数センチ高くなることがあります。また、あまりに滑らかであるため、床の傾きによっては意図せず椅子が動いてしまう可能性も指摘されています。とはいえ、その操作感は一度体験すると元に戻れないほどの魅力があり、多くのユーザーから高い評価を得ています。

注意

社外品キャスターが直接の原因でチェアが故障した場合、保証修理が受けられない可能性が高いと考えるべきです。そのため、万が一の際に備え、取り外した純正キャスターは必ず保管しておくことを強く推奨します。修理を依頼する際には、純正の状態に戻してから出すのが賢明です。

【選択肢③】静音ウレタンキャスター|フローリング派に人気

ウレタンキャスターが選ばれる理由

通常のキャスターはナイロン素材のホイールが使われていることが多く、硬い床の上では「カタカタ」という転がり音が気になることがあります。特にフローリングの部屋では音が響きやすく、家族や集合住宅の隣人への気遣いが必要になるケースも。

そこで注目されているのがウレタン(または軟質素材)製のキャスターです。ウレタン素材はゴムに近い弾力性を持ち、転がり音を大幅に抑えられます。また床面との接触が柔らかいため、フローリングへの傷つきリスクも低くなります。

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キャスター比較

市場に流通している静音系キャスターには、大きく分けて以下の3タイプがあります。

タイプ静音性床への優しさ走行抵抗価格帯
ナイロン製(標準)△ やや音あり△ 素材によって傷のリスクあり低い3,000〜4,000円
TPU製(軟質プラスチック)○ 比較的静か○ 適度な弾力ありやや低い4,000〜6,000円
ウレタン製(軟質ゴム系)◎ 非常に静か◎ 床に優しい若干重い5,000〜8,000円

ナイロン製は耐久性に優れ、カーペットの上での転がりが軽快です。硬い床では若干音が出やすいですが、価格が安く手軽に交換できます。

TPU製は現在の互換品市場でもっとも多く流通している素材です。静音性と耐久性のバランスが良く、フローリング・カーペット両方に対応しているものが多いため、汎用性が高いです。

ウレタン製はもっとも静音性が高く、フローリングへの配慮も抜群です。ただし素材の柔らかさゆえに摩耗がやや早い場合があり、カーペットの上では繊維が絡まりやすいというデメリットもあります。純粋にフローリングで静かに使いたい方には最もおすすめの選択肢です。

TPUとPUの違い

※TPU(熱可塑性ポリウレタン)は、熱を加えると溶ける「プラスチック」の特性を持つウレタン

一般的な「ウレタン(ポリウレタン/PU)」は熱硬化性を含む総称で、熱で溶けない製品に多く使われます。 

アーロンチェアのキャスター交換だけじゃない複合アプローチ

キャスターを交換することで床の傷リスクは大幅に下がりますが、さらに床を守りたい場合は以下の対策も併用するのがおすすめです。

チェアマット(フロアマット)を敷く

最も確実な傷対策がチェアマットです。

ポリカーボネート製やPVC製のマットを椅子の下に敷くことで、床面へのダイレクトな接触をなくします。透明タイプなら床材のデザインを活かしながら保護できます。

選ぶ際のポイントは「厚さ」です。フローリングには1.5mm〜2mmの薄手タイプ、カーペットには3mm以上の厚手タイプが適しています。素材自体の重さと滑り止め加工の有無も確認しましょう。

ウレタンキャスター+チェアマットの組み合わせが最強

コスパと床保護の観点から、ウレタン製キャスターとチェアマットを組み合わせる方法が最も理にかなっています。ウレタンキャスターで音と傷リスクを最小化しつつ、チェアマットで万一の傷を防ぐ二重の保護体制が整います。

フローリング材の種類に合わせた選び方

無垢材や柔らかいフローリング素材は傷がつきやすいため、ウレタン製キャスター+チェアマットの組み合わせを強く推奨します。一方、硬質フローリング(石材・磁器タイル・合板フローリング)であれば、TPU製キャスターのみでも十分な保護効果が期待できます。

アーロンチェアのキャスター交換手順|工具不要・5分で完了

用意するもの

  • 新しいキャスター(5個セット)
  • 厚手のタオルまたは梱包材(床保護用)

交換手順

ステップ1:椅子を横に倒す

作業のしやすい場所に移動させ、椅子を横に倒します。倒す際は床が傷つかないよう、タオルや段ボールを敷いておきましょう。シリンダー(昇降部分)が突き出ているため、安定した状態で固定してください。

ステップ2:古いキャスターを引き抜く

キャスターの根元(ステム部分)を手でしっかり握り、真上に引き抜くように力を入れます。固着している場合は、軸の付け根に当て布を巻いてから、マイナスドライバーを使ってテコの原理で抜くとうまくいきます。5本すべて同様に抜き取ります。

ポイント

10年以上使用しているチェアでは固着していることがあります。無理に引っ張るとベースに傷がつく場合があるため、軸周辺に少量のシリコンスプレーを吹きつけてから1〜2分待つと抜けやすくなります。

ステップ3:新しいキャスターを差し込む

新しいキャスターのステムをベースの穴に合わせ、まっすぐ押し込みます。「カチッ」という感触があれば正しく固定されています。5本すべて取り付けます。

ステップ4:椅子を起こして動作確認

椅子を元の位置に戻し、実際に座って前後左右に転がしてみます。スムーズに動くか、異音はないかを確認してください。問題がなければ交換完了です。

交換時のよくある疑問

Q
キャスターが抜けにくい場合は?
A

キャスターが固着している場合は、ドライバーを使ったテコ外しや、シリコンスプレーの活用が効果的です。素材を傷つけないよう当て布を必ず使用しましょう。

Q
古いキャスターの処分方法は?
A

ナイロン・ウレタン・金属などの複合素材であるため、お住まいの自治体の分別ルールに従って処分してください。多くの場合は「プラスチックごみ」または「不燃ごみ」に分類されます。

Q
5個すべて交換する必要がある?
A

1〜2個だけ損傷している場合でも、走行バランスの観点から5個すべて交換することを推奨します。個別のキャスターの劣化状態が揃っていないと、走行がぶれる原因になります。

アーロンチェアのキャスター交換ガイド:まとめ

アーロンチェアのキャスター交換は、コストをかけずにチェアの使い心地と床の保護を向上できる、非常に実践的なカスタマイズです。

選ぶ際の基準を簡単に整理すると次のとおりです。

  • 確実な品質と保証を重視したい → ハーマンミラー純正キャスター
  • コストを抑えてすぐ交換したい → Amazon互換キャスター
  • フローリングの傷と音を最優先で防ぎたい → 静音ウレタンキャスター

サイズを正確に確認し自分の床材と使用環境に合った素材を選べば、どの選択肢でも満足のいく結果が得られます。

長年愛用しているアーロンチェアをさらに10年使い続けるために、ぜひキャスター交換を検討してみてください。

最後まで読んで読んでいただき、ありがとうございました!

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